レオン・グッチ「ザ・ロリータ／姦痛」

花粉症で目と鼻がやられて、はなはだ意気があがらないので、どうでもいいことを書いて更新する。

この映画はもう２０年以上も前の作品だが、当時はちょっとした評判になっていて、私のバイト先の先輩がこの映画について熱く語っていたことを思い出す（原題：The Erotic Adventures of Lolita）。私もその後場末の映画館でこれをつかまえて見た。そして、その先輩が熱をあげていたのも理由のないことではないと思った。

ところで、この映画はちょっと前にＤＶＤになったらしく、ネットにはその映像があちこちにアップされているので、興味のある方はＤＬしてご覧ください。ただし、正真正銘のハードコアポルノなので、そのつもりで見る（あるいは落とす）ように*1。

ここに出てくるタミーという女優のかわいさはまた格別で、彼女の魅力にはナボコフ先生もパンツを、ではなくシャッポを脱ぐだろう。中盤の、怪優ディヴァインのようなメイクはちょっといただけないが、序盤のいかにも女学生といったいでたちもいいし、終盤にみせるレディのような表情も捨てがたい。彼女こそはあらゆる（擬似）ロリータ女優の粋の粋であり、私にとっては永遠不滅のロリータ・アイドルなのだ。

この、顔は子供、体は半分おとな、頭はパーという三つの要素がロリータには不可欠だと思われる。そしてその魅力を自分でも知っていて、積極的に男を（それも中年男を）誘惑するのがロリータの本質なので、世のロリコン男の関心の的である少女たちはロリータというよりむしろアリスといったほうがいいのではないか、というのが私の意見。

そのことはこの道の聖典（？）であるナボコフ先生の御本がりっぱに裏書してくれると思うが、いまはめんどくさいので委細は省略。

最後にひとこと。上に書いたバイト先というのは一種の塾で、その先輩はなかでも少女に甘いので私にはかなり気味のわるい存在だった。「その先輩が熱をあげていたのも理由のないことではない」と書いたのは、つまりそういう意味である。

（追記、5/23）
いまだに検索でくる人が少なくないようなので、ちょっとだけサービスしておく。下記のページではタミー（バンビ）の出演作をざっと見渡すことができる。ただし、どれも本作ほどの水準には達しておらず、むしろフェイク・ロリータの鍍金をはがすような酷い出来のものばかり。タミーのファンとしてはいささかつらいが、しかしこれらを見ることで逆にレオン・グッチの偉大さ（？）が再認識できる。
リンク→Bambi Lee - Vintage Erotica Forums

（追記２、5/31）
「ザ・ロリータ／姦通」で画像検索すると、しょっぱなに映画のチラシ（？）が出てくる。ところが、これがどういうわけか削除されてしまったらしい。けっこういい感じのチラシだったんだけどなあ……

さいわいローカルに保存してあったので、ここに再掲載しておこう。字が小さくて読めない人のために、以下に全文を書き写しておく。記述の内容はでたらめのようだが、当時を知るための資料としては貴重なものではないか、と。

ザ・ロリータ《姦痛》
The Erotic Adventures of Lolita

▲スタッフ▲
監督……レオン・グッチ
Director……Leon gucci
撮影……チャールズ・ラモン
Philmography……Charles Lamont

▲出演▲
ロリータ……タミー
Lolita……Tammy

ニューセレクト株式会社提供
＜カラー作品・成人映画＞

●もちろん、全米では上映禁止！
この映画には驚くべきことが２つある。ひとつは、全米で上映禁止になった作品が、このウルサイ日本で公開されるということだ。いままでとはまるで逆の状況に、たいていの連中が首をかしげるだろう。なぜ、そんなことになったのか──。

この理由は、２つ目の驚くべきことに関係がある。つまり、なんとこの作品には正真正銘１３才の少女が出演しているのだ。

アメリカではことのほか、こうした"キティ・ポルノ"、少女姦については厳しい。最初に公開した時には、わざわざクレジットに"登場人物はすべて１８才以上である"と入れるなど苦肉の策をこうじたが、画面を見てしまえばこの少女がそんな年になっていないことは一目瞭然。彼女の名はタミーというが、FBIが動き出し、この映画が上映禁止になったとたん、行方をくらましてしまったという。そしてフィルムはお蔵入りとなり、アメリカでは依然、幻のポルノとなっている。

●ポルノ史上"最年少"少女の本番！
こんな作品が本当に公開されていいのだろうか。関係者としてもちょっと気になる。なぜならタミーのアソコにはヘアーもまだ十分に生えそろっていないのだ。オッパイなんかは、この年の少女にしては大きいほうだろうが、腰のあたりはまだまだ子供。激しい動きには壊れてしまいそうに可愛い。

セールスマンがタミーにアメをしゃぶらせ、そのかわりにと、彼女のからだにバイブレーターをしゃぶらせる。イイノカ！　こんなことをしても？　そして、さらに尿をビンに採取したりしたのち、自分のいちもつを体温計と称してタミーのそこに入れてしまうのだ。本当にイイノカ！　こんなことをして！

どうせなら、とことんやってしまおうというつもりか、他にもオナニー、レズ、顔面発射、スペルマなめ、そしてアナルと、異常行為の連続。監督レオン・グッチは悪魔になりきって、ロリータ姦痛の美学を完璧にナマ撮りしている。日本のファンとしては、姿を消したタミーにもう一度、この続編を見せてほしいと願ってやまない。

”話題騒然！！”
ロリータ”放水”シーン！

S…セールスマン、L…ロリータ

S……お嬢ちゃん、ママは？
L……今、留守よ
S……これ新式の体温計でね、使い方を知りたい？
L……そうね
S……股の間で体温を測るんだよ。キャンディあげるから前を出してごらん。
L……いや、そんなこと。
S……乾いてるね。湿らせないと……
L……変な気持……
S……やっぱり熱がある。原因を調べるため、オシッコを取ろう。
L……恥しいわ、イヤよ。
S……もっとキャンディあげるから。（フラスコ取り出し）これに出して。
L……困るわ
S……ほら、たくさんキャンディあげるから。いいだろう？（ロリータ放水）
S……もう一度、別の体温計を使って測らないと……
L……もういやよ。
S……キャンディあと２つあげるから。ほら……
L……それ何？
S……体温計さ。
L……嘘だわ。目盛りがないじゃない。
S……これで測れるんだよ、熱があればすぐ分る。下から入れるんだ。
L……温いわ。すてきね。
S……小父さんもだよ。さあ、キャッチして！（ロリータの口に発射）

*1:とりあえずホットなシーンだけ見たいのなら、こちらのページ→Vintage Erotica Forums - View Single Post - Bambi Lee からファイルを二つ落として解凍することをおすすめする）