2008-01-27から1日間の記事一覧

田宮虎彦「小さな赤い花」

少女愛文学の九冊目(昭和36年、光文社)。これはすごい、を十回くらい繰り返したくなるような小説。なんというか、私の心の琴線をめちゃくちゃにかき鳴らしてくれる。こういう傑作がさりげなく出ていた六十年代はやっぱり偉大な時代だった。小説一般には…