画像検索の鬼


静物画というとたいていの人はセザンヌを思い出すだろう。私もセザンヌの絵は好きだ。しかし、ああいった印象派ふうのもの以外に、むしろ象徴派ともいいたいようなふしぎな魅力をたたえた静物画が17世紀のオランダで続々と描かれていたことはあまり知られていないように思う(そんなことはとっくに知っている、という人もいるだろうが、いえいえ、あなたは例外者なのです)。そこでそういった絵に親しむべく、画像検索のリンクを作成してみた。

注意。一部、静物画でないものやフランス人のものも含まれている。


さて、ロザリーさんの本にはアナモルフォーシスも少しだけ触れてある。私がとくに気になったのは、アナモルフォーシスにポルノが隠されているのがある、という記述だが、それはあっさりと見つかった。エルハルト・シェーンという人の「年寄りは去れ」というもの。次のページの AUS DU ALTER TOR(2枚ある)をクリックするとその仕掛がわかる。

アナモルフォーシスといえば次のページもすごい。ロシア語が読めないのは残念だが、絵を見るだけでもじゅうぶんに楽しめる。


画像検索の鬼とタイトルをつけたが、まだまだこれくらいでは鬼には程遠い。そこからさらにリンクをたどり、出口なしのラビリンスに迷い込んで、かろうじて鬼を僭称できるかどうかというところ。