トレンブリの「モネル」論


もう長いことほったらかしにしている「モネルの書とその周辺」だが、じつはこのブログのためにペーター・クルンメという人が書いた論文(独訳「モネルの書」の解説)を訳していて、あらかた訳し終ったときにパソコンの不具合で他のデータもろとも飛ばしてしまった。これですっかりやる気をなくし、不本意ながらブログは長期放置とあいなった。

今回、ふたたびやる気を起こして、前に飛ばしたテクストとは別の、トレンブリという人の別の論文を訳してみることにした。これは40年ほど前に出たもので、著作権はまだ生きていると思われるが、原文はネットにも出ているので、内容の一部だけ訳してネットに流すくらいは大目にみてもらえるのではないかと思う*1

註はどうしようかな、と思ったが、本文の読解に不可欠というわけではなさそうだから(主に出典の記載)、今回は見送ることにした。また気が向いたら追加するかもしれない。

今回訳したのは序論のみ、このあとに各論が三つある。

* こちらで宣伝しておかないとだれにも読んでもらえなさそうなので書いてみた、うっとうしかったらすみません。


(追記)
本文とは関係ないけれども、マラルメの「ptyxのソネット」を訳したみた。翻訳ばかりで恐縮だが、そのくらいしか能がないのであしからず。

*1:GEORGE TREMBLEY: "MARCEL SCHWOB, FAUSSAIRE DE LA NATURE". LIBRAIRIE DROZ, 1969