à la Twitter
さすがにひと月以上も更新しないとリンク元の数が千を越えるようだ。このままほっといたらどこまでも増え続けていくのだろうか。
さて、久しぶりにラヴェルの「ダフニスとクロエ」を聴いていた。ほんとのことをいえば、ドビュッシーの「牧神の午後〜」よりも、ストラヴィンスキーの「春の祭典」よりも、この曲がいちばん好き。
こういうメルヘン的なものを好む感性は、おそらく子供のころ、手塚治虫のアニメ、とりわけ「リボンの騎士」によって培われたものだと思う。
まったく手塚先生のアニメは子供のころの私に絶大な影響を及ぼした。そのわりには先生のマンガに夢中になった記憶はない。先生にかぎらず、私はほとんどマンガを読まずに大きくなった。
もうこの年になって手塚治虫のマンガを読もうという気にもなれないし、読んでもたいしておもしろくないだろう。だからといって先生のマンガを否定するつもりはまったくないが。
いま書かれているマンガだって、おそらくは先生の影響を間接的にもせよ受けている。そういう意味では手塚スピリットは永遠に不滅なのである。
「ダフニスとクロエ」をききながらそんなことを思い出していた。それにしてもこの曲はすごいな、おそれいりやのなんとやら。
オーケストラのバックで鳴る女声合唱は wraithlike だ。
wraith(幽霊)、wreath(花環)、wrath(激怒)、まぎらわしいけどよく出てくるから覚えておこう。