女の子が空から降ってくる話(はてな限定)


これに便乗→http://q.hatena.ne.jp/1231366704


むかしシナの杞の国に愚人がいて、もしも空が落っこちてきたらどうしよう、とかわけのわからないことを考えては気に病んでいた。しかしそんな彼も空から女の子が降ってきたらどうしよう、とまでは考えなかった。空から女の子が降ってくるというのはそれほどありそうもないことなのである。

ところが、2009年1月の日本において、空から女の子が降ってきたらどうしよう、いやむしろ降ってきてほしい、その女の子の年は何歳で、容姿はどうで、なんていうことを真剣に(?)考える人々がはてな村界隈にわらわらと発生した。この奇異なる現象をどう考えるべきか。

いや、考えるも考えないもない。というのも、おそるべきことに2009年1月某日、ひとりの女の子が空からはてな村に舞い降りたのである。その子の顔は日本人にはみえなかった。服装もなにやらひらひらした薄衣を一枚まとっているだけだった。その姿は女の子というにはあまりにもこうごうしく、ひとにエッチな気分を起こさせる要素はまったくなかった。村民どもはみなひれ伏してこの女の子の降臨をあがめたてまつった。

「おお、いとも気高き女神さま、あなたのお名前はなんとおっしゃるので」
「あたし? あたしの名前はアテナよ」
「アテナというとあの昔のギリシャの……」
「ちがうわ、あたしははてなの守護神のアテナ。あたしエッチなのがきらいだから、エッチをうしろに隠しちゃったの。だからhatenaじゃなくてathenaっていうの……」