省察


何時間寝ても眠く、頭の疲れがとれない。この気持のわるさはいったいなにごとだろう。いろいろと思い当たる節はあるが、やっぱりいちばんの理由はパソコンから発する電磁波を浴びつづけていることではないだろうか。電磁波の脳に及ぼす影響なんてトンデモに類するかもしれないが、しかしどうもそれ以外に考えようがない。

とにかく、こうしてイライラがつのってくると、つい暴言を吐きたくなる。先日書いて消した日記もまあ暴言みたいなものだろう。そういうものは書いたときは散欝になって気持がいいが、あとで見ると嫌な気持になる。自分であとで見なおしていやな気持になるということは、そのとき読んだ人もいやな気持になっている可能性が高いということだ。

ネガティヴなことを書くのがいけないというのではない。ただそのネガティヴがスパイラル状にいろんなものを巻きこみながら下降していくのだけは避けたい。それは地獄への道だ*1

かつて寺山修司は「書を捨てよ、街に出よう」といった。私は書を捨てる前にパソコンの電源を切らなければならない。情報の洪水からいったん自分を隔離すること。でないと一種の疎外が起る。自分の脳の半分をパソコンに取られているなんてバカげてはいないだろうか。

もっとも、自我の半分がパソコン内にあるから、なかなか電源を切ることができないのかもしれない。

私の今月の標語。パソコンから自我を取り戻せ。

*1:ダンテの地獄がちょうどそんな形状をしている