映画

ヴィム・ヴェンダース「都会のアリス」

非常に後味のいい作品。しかし、この後味には一抹の悲哀感がともなう。この手の悲哀感は、時間がたつとともに純化され、いうにいわれぬノスタルジーをあとに残すものだ。見終えてしばらくたったいまも、いくつかのシーンを思い出すと、せつなさに胸が痛くな…

「フェリーニ 大いなる嘘つき」

これもたまたまレンタル屋で見つけたもの。「インテルビスタ」の続篇のようなものかと思って借りたが、だいぶ趣がちがう。「インテルビスタ」は虚と実とがわかちがたく混ざり合っていて、その混交がまさしく映画ならではの表現になっていたが、こちらは虚は…

「アメリ」

DVDプレイヤーを買ったので、久しぶりに映画でも見てみようと思ってレンタル屋へ行ったはいいが、見たいと思うようなのがほとんどない。思えば、ビデオデッキが壊れて以来、5年以上もこの店に足を踏み入れていない。まあ、プレイヤーを試すのが目的だか…