2009-04-04から1日間の記事一覧

イマヌエル・カント「美と崇高との感情性に関する観察」

上野直昭訳による岩波文庫(1948年初版)。これは題名の示すとおり「観察」であって、「考察」でもなければ「研究」でもない。もともとカントはきわめて無趣味な人で、自室には絵の一枚もなかったというから、そういう人の書いた美学が美学プロパーでは…