2007-05-31から1日間の記事一覧

ゲーテ「イタリア紀行」(上)

つまらないといいながら読んでしまった(相良守峯訳、岩波文庫)。この本がつまらないのは、たぶんゲーテのイタリア旅行が「教養としての旅」であるためだろう。教養としての旅とは、異国の古典的な風土で体験をつむことが、そのまま人格の陶冶に結びつくと…