2006-12-26から1日間の記事一覧

カロッサ「ドクトル・ビュルゲルの運命」

手塚富雄の訳本の3冊目(岩波文庫)。カロッサなんて聞いたこともない名前だが、どうやら本職は医者のようだ。この本は彼が三十歳台なかばで書いた処女作らしい。青年医師のビュルゲルを主人公とする日記形式の物語で、ちょっと鴎外の「カズイスチカ」を思…