2006-12-19から1日間の記事一覧

クライスト「ハイルブロンの少女ケートヒェン」

中世を舞台にした恋愛喜劇(手塚富雄訳、岩波文庫)。喜劇といっても、笑うところより泣くところのほうが多い。じっさい、第三幕の後半などは涙で目がかすんで読むのに苦労する。ケートヒェンはジャンヌ・ダルクとウンディーネとを足して二で割ったような少…