2006-12-06から1日間の記事一覧

プロチノス「善なるもの一なるもの」

これはたぶん岩波文庫の青帯のなかでも有数の良書だと思う(田中美知太郎訳)。本文、解説ともに間然するところがない。いままで不得要領だったネオ・プラトニズムだが、この本を読んでその核心ともいうべきものをつかんだような気がする。プロチノスの思想…