2006-11-20から1日間の記事一覧

マルセル・シュオッブ「ユートピアの対話」その1

シプリアン・ダナルクは四十がらみの男である。が、そのことをいうと怒る。世にある他のものと同様、年齢も彼には関わりがないというわけだ。背が高くて、干からびたように日焼けしていて、目つきは険悪、鷲のような顔にしょっちゅう薄笑いを浮かべていたが…

翻訳について

翻訳という作業は、たまに気晴らし(?)にやってみるけれども、いつも10行ばかり訳したらいやになってやめてしまう。で、書いた紙はそのまま丸めて捨てる。そして、ああ、また時間を労力とを無駄にしたな、とため息をつく。しかし、まれに根気のつづくこ…