2006-06-11から1日間の記事一覧

T.S.エリオット「寺院の殺人」

これも「詩的演劇」(白水社)に入っているもの。「夢の劇」や「すばらしい靴屋の女房」はどこが詩的なのかわからないような作品だが、この「寺院の殺人」はたしかに詩的演劇と呼ばれるに値する。少なくとも日本語で読むかぎりはそうだ。登場人物は少なく、…