マゾッホの「聖母」(藤川芳朗訳、中央公論新社)読了。訳者はこの本のあとがきに、「この作品は、いわゆるマゾヒズムとは無縁の作といってよいであろう」と書いているが、私の見るところ、これはマゾヒズム文学以外の何ものでもない。男が女王様に鞭打たれ…
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